どうも。猫のくにから来た女です。
年齢を重ねるといろんろなこだわりがなくなり、
いちいち気にしなくなるというメリットとともに、
気力・体力がついて行かないデメリットが同時にやってきます。
そんなときにふと「もっとああしておけばよかった」
などと過去について思い起こす瞬間が増えてきました。
今回は「若い頃の自分に伝えたいことーお金編ー」を紹介します。
才能や夢が見つからずモンモンとしている若い方に、ぜひ参考にして欲しいです。
若い頃の自分に伝えたいこと1:とりあえず100万円貯めよう
100万円って小さな子どもから見るとものすごい大金ですよね。
なので「わかりやすいまとまったお金の金額」として目指すラインになると思います。
実際、大人になっても大金であることには違いないのですが、ある程度の年齢になると
「100万あったってできることは大したことない、●ヵ月の生活費で消えちゃう」など冷めた目で見る金額になる人も少なくないでしょう。
なので、若いうちに意識して行くことが大切です。
(めちゃくちゃ裕福でお金使い放題な方はこれ以上読み進める必要はありません)
「小遣いや給料をもらってもすぐになくなる」
「つねにお金が足りない」若い人なら、
「とりあえず100万円貯める」チャレンジをおすすめします。
まずはここからスタートすれば、自分が変わると言っても過言ではありません。
そのくらい、言うほど簡単ではなく、絶大な効果がある方法なのです。
若い頃の自分に言いたい「お金がないからお金が欲しい」が止まらない!?
バイトしたり、新入社員としてお給料をもらい始めたりしたら、
その1割を貯金していきましょう。これがなかなか難しいのですが…。
10万円もらったら1万円は最初から無かったものとして貯めて行く感じですね。
このとき、「あれも欲しい」「これも欲しい」気持ちに流されそうになりますが、
貯金には絶対に手をつけません。
3~5万円でも若い頃には大金なので、ちょっとくらい使ってもいいか…と
大きな買い物をしてしまうと”なしくずし”に使い果たしてしまうので要注意です。
以下の有名な本にも同じことが書かれているので、ウチの親も読んで勉強したのかな?w
〇クレカには特に要注意!できれば使わないで〇
まだ自分の貯金がゼロになるだけなら救いはありますが、
カードなどで買い物をしまくって借金(マイナス)を作ると、
「なんだかもうわけわかんない状態になってるから、もういいや!」
と捨て鉢になってしまう危険性もあります。
お金がないストレスを買い物で発散しては、どんどんマイナスになっていく。
情けないことにわたしは買い物で借金を沢山つくってしまった時期があり、
返済のためバイトを掛け持ちして誰とも遊ばずに働きましたが、
給料はほぼ返済に消えて行くので、毎日働き甲斐がなくて気持ちがすさんでいました。
なぜか3桁(100万円)になると「減らしたくない」思いが湧きだす
わたしは意志が弱く、なにしろ仕事自体も続かなかったため
貯金が継続できず、数万円たまると失業中の生活費補填に貯金を崩してしまうので
まったく貯められない時期が続きました。
とりあえずは継続できる仕事に就くことと、
なにがなんでも貯金を続けて行くぞという熱意は必要だと思います。
だけど「10万円台の”2桁時代”はとても危うい」のです。
〇貯めるために行った荒療治〇
そこでわたしは、実家に帰ることにしました。家賃が必要ない実家は、ものすごいお得です。
まずは、職場の財形貯蓄に申し込み、給料日には貯金分が引かれている状態にしました。
さらに、親に通帳とカードを預けて、勝手に下せなくする工夫したのです。
そしてやっと100万円が貯まった時!
「嬉しい!この3桁を2桁にしたくない(減らしたくない)」感情が湧いてきました。
こうなると、この頑張って貯めた100万円は「心の安定剤」になります。
辛い時も「辞めたら貯金崩さなくてはいけないから、とりあえず頑張ってみよう」
と思いとどまれるのです。
もちろん長期間かかりますので、それまでの苦労を思い返して
「簡単に使えない!」とお金を大切に扱う気持ちも育ちます。
わたしは何度も何度も挫折し、若い頃には達成できませんでしたが…(泣)
若い頃の自分に伝えたい事2:堅実タイプの友人と交流し反省せよ
若い頃はついつい、欲しいものや遊びたい事など「目先の楽しみ」に流されがち。
パリピほどでなくても、遊びにファッションに、恋愛にと青春を謳歌したいのは当然でしょう。
楽しいことをするコミュニティーに属する、いわゆる「リア充」的人生も良いのですが、
ずっとは続きませんよね。
毎日立ち寄るコンビニやランチ、飲み会や合コン…どんどんお金が出て行くのは環境の影響も大なのです。
●堅実な生き方をしている友人に会おう●
そこで都内で社会人をしていたころは、子持ちの友人と会う機会を作っていました。
堅実なタイプで、将来に目標があって節約している人です。
彼女によく言われたのが、「無駄遣いしすぎ!」という言葉です。
普通にやっていてはお金は貯まらないと。
コンビニで買ったペットボトルジュースを直飲みし、飲み残してはポイと捨てるわたしに呆れ、
「周りの人もそんな感じなら気を付けないと」とも言われました。
このときわたしは「彼女より給料が高いから平気」と内心思っていました。
独身だし、自分の給料は自分のために使えるから自由でしょ?とも…
これがそもそもの間違いでした。
若い頃の自分はいつまでも若いと思い込むトラップにはまっていた
仕事を転々としがちで、なかなか貯金ができなかったわたしは、
気づけば自分と同世代は結婚&出産。別の人生を歩み始める人が増え、
年を重ねるごとに話題も合わなくなっていきました。
そんな時、わたしは離婚しました(離婚時子どもはいない)
幸か不幸かとても若く見られ、そこそこ健康体でもあったため、
職場では自分よりもかなり若い世代とアフターファイブを楽しみ、
仕事に遊びに忙しい毎日を送っていたのです。
この生活は脳がしびれるような楽しさで、「ずっとこのままならいいのに。」
と思っていました。
●子どもおばさんへの変身モード開始●
今思えば、年下の世代は年上に対して「老けてますね」「終わってますね」
とは言えません。ましてや仕事上の人間関係なので、
「若~い!」「見えな~い!」「綺麗~!」
リップサービスで言ってくれてただけかもしれないのに、、、、
こうして『子どもおばさん』として君臨していくのです。
つまりはすべていい気持ちになるだけの「罠(トラップ)」。
単なる「お気持ち」の世界でふわっと時間だけが過ぎ、
手元に残るのは着ない洋服や使わないバッグや靴の山。
毎月届くクレジットカードの請求書だけです。
再び既婚者の幼馴染に会った時、「相変わらず綺麗にしてるねぇ。貯金できてないでしょ?」
と言われてグサっときたことを今でもハッキリ思い出せます。
不況な今の世の中では首切りもありうる他、居座れても給料UPは期待できません。
そして確実に歳を取ります。
若い頃の自分に伝えたい事3:自分的経済の仕組みについて学ぶべし
「経済とかよくわかんないし、女性はお金持ちと結婚できれば安泰でしょ」
本当に情けないのですが、若い頃のわたしは本気でそう考えていました。
そのため、タワマン住みや高級車乗り、仕立ての良い服、高級腕時計イコールお金持ちと判断していたくらいです(笑)
そんな男性に気に入られれば、お姫様のような暮らしができるのでは?とまで。
でも冷静に考えてみましょう。
もちろん破格の給料を得ていてそれが無限に続く保証があり、家賃に数十万円かかろうが、
数百万円の腕時計を何本も所有しようが困らないレベルなら大丈夫かもしれません。
しかし、実際フタを開けてみてはとんでもない借金大王だった!なんてことも良くあるのです。
百歩譲って本当のお金持ちに見初められたとしても…
お金目当ての女性と人生をともにしたいと考える人はまずいません。

収入に対し支出が少ない堅実さが大切だよ
経済を考えるときは『自分基準』で考えることが大切
例えば地方に住んでいて、都会の方が給料がイイから一人暮らしして働こうと考えたとします。
もちろん親からの自立は大切な経験ですし、心からおすすめですが…
自分の能力だとどのくらいの給料が得られ、どれくらい支払いが発生するのか、
それは継続していけるのか、何かスキルはあるのか。
「憧れ」だけで飛びついてお金が足りず、夜職や風俗に身を転じた人も数多く見ています。
中には大学在学中に夜職でお金を貯めて独立した人もいたので、
しっかりと期間を決めて目的のために頑張れる人は例外ですが。
自分の能力や継続力をまったく無視して、「都会に出ればなんとかなる」では、
あえて茨の道に頭から飛び込むのと一緒です。
〇自分基準の経済視点とは〇
よく親ガチャなどという言葉が叫ばれていますが、親からの援助やサポートがある人と、はなから自分ですべてスタートさせなければならない人とは経済事情も違ってきます。
高卒と大卒で給料も違いますし、職場の立地条件によって遊びに行く場所や食事する店も違うのです。
給料が少ないのに高収入者に合わせていたら、あっという間にお金がなくなるでしょう。
あとは「流されやすい」「付合いが悪いと言われたくない」
性格は直すべきだと思います。
また、「自分には都会が良く似合う」などと(わたしはそうでした)いう勘違いも危険です。
そんな「ノリ」で都会生活を始めると、現実はお金が足りずジリ貧生活…
となる場合も多いので、自分の経済基準ではどこでどんな仕事に就くのがベストなのか?
と考え直す必要があります。
「お金使って回さなきゃ」という人や言葉を無視してコツコツやっていく
高卒で専門学校中退のわたしの周りには、なぜか実家住みの大卒や看護師や美容師など、
しっかりとした基盤を持った人が多かったです。
その人たちの多くはは堅実で、一つの職を真面目に続けてコツコツやっている率が高かった分、
「わたしは何でこんなに不安定なんだろう」と自己嫌悪になった時期がありました。
すると社会人になって職を転々としているうちに、
「怪しげな」人と出会うことも増えて行ったのです。
その人たちが一様に口にするのが、以下のような言葉。
- お金は使って回さないと大きくならない
- 良い服や靴を選べば素敵な人がいる場所に運んでくれる
- あえて家賃の高いところに住んで死ぬ気で勝負しろ
もっともっと高級な世界が合う、こんなところにいる人間じゃない。
そんな勘違いは「お金に持ちになったような錯覚」しているだけです。
自分はいくら稼げていくら貯金ができて、(もしくは借金があるなら返すことが先)
どんな生活の仕方を継続できるのか…見たくない現実をしっかり見る。
ふわっとした夢物語や、耳障りの良い言葉に騙されてはいけないのです。
見栄を張らず、じっくり考えてからお金を遣いましょう。
まとめ
若い頃の自分に伝えたい事をザックリと紹介しました。
厳しい言葉も多かった思いますが、これは無計画な借金に苦しんだ経験によるものです。
無理な暮らし、自分の収入と支出から目を背けた生き方は、してはならないのです。
しかも若い頃はとても短い。贅沢したい、楽したいという気持ちばかりが先走らないように
しっかりと学びながら自分のやりたいことをやっていきましょう。
借金がなければ身動きがとりやすく精神的に自由でいられます。
貯金があれば、安心感を得られて自立心も育つでしょう。
お金は欲しい!という気持ちが高まる若い時期ですが、くれぐれも甘いワナにハマらないように。

って自分に言い聞かせてるよ~
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