どうも。猫のくにから来た女です。
わたしにはお酒を毎日飲む謎の習慣がありましたが、禁煙活動であるアレン・カー氏の著書
『禁酒セラピー』を読んで、なぜか2ヶ月以上連続でお酒を飲んでません。
ずっと飲酒コントロールに失敗し続けてたのに、飲まない状態が継続出来ています。
これで禁酒成功かどうかは別として、
「お酒を辞めたいと思っている人の参考になるかも?」と思ったので、
ブログにまとめることにします。良かったら最後までお付き合いくださいませ♪
禁酒セラピーってどんな本?本当に禁酒できるのか
『禁酒セラピー』とは、その表紙に書かれているとおり、読んだだけで禁酒できる本です。
以下のようなルールがあり、必ず守りながら読むことが大切だと思います!
- この本を手にした日から無理に禁酒し始めなくていい
- ただし本書を読みながら飲酒してはならない👈これだいじ!!
- 意思の強さとは関係ないアプローチになっている
ちょっとユニークですよね。
日中のお酒を飲まない時間に少しずつ読み進め、夜は飲酒する日もありつつ、
シラフで読める時間に流し読みではなく、約1ヶ月近くかけて丁寧に読みました。
禁煙治療薬のチャンピックスが、タバコを吸いながら服薬して禁煙できるのと似た感じでしょうか。
本を読むことが薬になるという概念で合ってるかなと思います。
恥ずかしいけど晒します。わたしの飲酒習慣(2ヶ月前まで)
ここからは一旦、わたしの飲酒習慣について紹介します。
依存度が高いか低いかどうかは、読む人の判断ですね。
わたしがお酒に求めたのは
『楽しい・酔いたい・リラックスできる・入眠しやすい』です。
本当はお酒を飲んでも芯からリラックスは無く良質な睡眠はできず、体に毒と知っていたけれど…
ストレス解消の名目・へべれけ状態で寝付く快感などがクセになり、以下のような頻度で飲んでました⇩⇩
- 25度の焼酎をウーロン茶やコーラで割ったもの(濃いめ)を3~4杯
- 寝酒を兼ねて、家族が寝たあと夜10時~12時が飲酒タイム(楽しみでした)
- 朝は五時半起き。お酒残りまくり。顔が赤い朝もある(ちょっと後悔する日も)
- 休肝日を設けなきゃと思いつつ週5~7日飲酒(休肝日に買いに走った経験あり)
- リラックスしたい!飲まないと眠れない(これが一番大きかった)
- 朝起きると時々喉がチリチリしたり胃がムカつく日もある
アレン・カー氏によるとこのような状態は立派なアルコール依存症となるようです。
ちなみに、トータル飲酒歴は約18年くらい。

はい。これを続けたら身体を壊すよね…
禁酒セラピーは読むだけで『絶対』お酒がやめられる?
じつは、禁酒セラピーという本に初めて出会ったのはもう15年以上も前のことです。
わたしの友人看護師が禁煙外来担当になり、アレン・カー氏の『禁煙セラピー』と共にこの本も一緒に読むようにと医師から渡されてたのを見かけただけ。
表紙に「読むだけで絶対に」と書いてあるのを横目にみて、
「嘘くさい」という印象を持ったのと同時に「飲まないわたしには関係ない本」という印象でした。
お酒はわたしにとって楽しい!?酔いが気持ち良くてすき
わたしが初めてお酒を口にしたのは、なんと小学3年生だったと思います。
玉子酒や梅酒などを手作りする祖母、毎日晩酌する祖父のところに遊びに行くと、
「飲みなさい♪」といつもおちょこ一杯くらいを飲まされていたから(あかんやろ)
そんなある日、甘い玉子酒をコップ一杯飲んでしまいテーブルの下で眠りこけました。
子どもながらに、ぼ~っと眠くなる感覚を体験。
もともと”緊張しい”のわたしには、なんとなく愉快で気持ちいい感じ。
その後大人になってからも飲むと眠くなる、リラックスして『ゆるんで楽になる』のが好きでした。
酔う感覚が好きになって、お酒って楽しいなぁと思ったのがきっかけです。

アレン・カー氏もお酒を『幸福の麻薬』と呼んでいるね!
お酒を飲むと真っ赤っ赤になる人は要注意
社会人になって友だちと飲みに行ったり、会社の飲み会に参加したりしても、あまり沢山飲むことはありませんでした。
なぜなら顔が真っ赤っ赤になってしまうので、周りの人が「酒、弱いみたいだから辞めな」
と止めるのです。
実家住みの時期は、赤い顔で帰宅すれば怒られるので飲んでもビールをコップ1杯程度。
「もっと飲んだら楽しいよなぁ。きっと…」と内心思っていました。
その後知ったのですが、アルコールを摂取して顔が赤くなる人は”食道がん”のリスクが高いそうです。
とても危険だったんですね。
一人暮らしでお酒を思う存分飲める環境になってハマる
会社の飲み会では、顔が赤くなるならないは別にして、必ず具合が悪くなる人がいて、
「お酒を飲み過ぎると気分が悪くなる人もいるんだ」と学びました。
その後一人暮らしを始め、真っ赤になろうが、酔っぱらって帰って来ようが自由になり、
「お酒飲むと赤くなるけど、気持ち悪くはならないからわたしお酒強いのかも!?」
という謎の自信も生まれました。
さらにWワークを始めストレスが増えると、必ず寝酒をする習慣が始まったのです。
飲み会では他人の目があるから2杯くらいしか飲まず、家に帰ってからガッツリ本格的に飲む。
こうして毎日飲むようになっていきます。

宅飲みなら赤い顔も気にしなくて良いし、酔って寝落ち最高。
逆流性食道炎になった!!
約2年間、休みなくお酒を飲み、朝も夜も働く生活をしていたある日、仮眠中に吐き気に襲われました。
胃薬を飲んでも改善されなかったので受診すると「逆流性食道炎」とのこと。
お酒を飲んですぐに横になって寝る生活や、食生活の乱れが原因だったみたいです。
約半年間薬を飲み、その間はお酒をほぼ辞めていました。
なお、この病気になると食道がんのリスクが3倍に跳ね上がるのだとか。

胃酸とともに食べ物が逆流してくる辛い病気だよ。
元気になってまた飲み会→結婚して毎日晩酌を楽しむ
わたしの友人には酒好きが多く、いつも飲み会を楽しみにしているタイプの人が多かったです。
逆流性食道炎が治ると、さっそく飲みのお誘いの嵐。
さらにメイン仕事後のバイトでも美味しい日本酒や焼酎をオーナーがごちそうしてくれる。
美味しいわ楽しいわで、休肝日ゼロで再び飲み続けました。
その後結婚してからは、お酒の強い夫と毎日のように晩酌。
そして妊活から出産、授乳が終わるまでの約5年間だけお酒をスッパリ辞めました。

節目節目で禁酒できてて、意思も強いと自分では思ってたよ!
子育てストレスで眠れず…寝酒を試してみようと思い立つ
授乳期が終わり子どもが2歳を迎えるころ「そろそろお酒解禁して、久々に飲もうかな?」
ふと思い、飲んでみました。
あまり美味しいとは感じなかったけど、ボ~っとして体が緩む感覚はやっぱり好き。
でも、夜泣きで起こされることが多く、罪悪感から4歳ごろまで『深酒』は出来なかったです。
だけど子育てでうまく行かないことが多く、イライラしたり落ち込んだりして夜泣きが無くなっても全然!眠れない。
寝酒の習慣は子どもが5歳あたりを境に、ほぼ毎日飲む方向にシフトしていきました。

飲まなきゃやってらんねーよ!と思う日が増えたね。
休肝日が作れない!?
寝かし付けが苦手なわたしに代わり、夫が子どもと一緒に寝てくれるようになり、わたしは一人別室で眠る生活に。
でも不眠は相変わらず…。
すると今度は、”2人が寝静まってから夜な夜な1人お酒を飲むのがすごい楽しみ”になっていました。
お酒が無くなると、すぐに買いに行き「切らさないように買い置き」する謎の習慣も生まれ、
休肝日ゼロの日々を積み重ね始めることになります!!
こんな記事を読んでも、辞められなかったのですから、完全に依存していましたね。
禁酒セラピーを読もう!と再び思い立ったのは健診がきっかけ。
すると今回初めて健康診断に行くことになり(夫の会社の健保の指示)
「このままじゃ、肝臓の数値が心配だから、健診1週間前からお酒辞めてみよう!」
テストで良い点取りたいような感覚がどっと押し寄せてきました(笑)
読みかけだった『禁酒セラピー』をこの機会にゆっくりと読み始めたのです。
禁酒セラピーを読んで禁酒できてしまったらどうしようと思った
肝臓の数値改善目的だけで読んだので、健診後はまたスグ飲むだろうなと思っていました。
だけど本当に不思議なのですが、読み進めるほどに、
「これは読むだけで禁酒できる本だから読み終えてしまうのが怖い!!」
と思うようになり、お酒に手が出せなくなっていました。
それなのに、なぜか本は少しずつしか読めない現象が起こったのです(笑)
お酒の味や酔っぱらう気持ち良い感覚、お酒で盛り上がる楽しさ、祝いの席での楽しい一杯、嫌な事があった時の憂さ晴らし…
読み終わってしまったら、その楽しみが全部無くなっちゃうかも!?
ほんの少しずつ読んでいるだけなのに、
「お酒の楽しみを手放すの寂しいよぉぉ!!」と思ってなかなか進まなかったです。

精神力だけでお酒は辞めれないのを知ってるから読んだんだけどにゃ。
あれ?健診が終わりいつでも飲めるのに、お酒を買う気にならない
本を2/3以上読み進めたところで、思い切ってお酒売り場の前を通過してみました。
お酒を見ても「別に」という感想でした。
嫌なことがあった日はコンビニに走って焼酎を買おうとした日もありましたが、お風呂に入って部屋着に着替えてしまうと、「もういいか。」とブレーキがかかります。
歯磨きも済ませれば、さらに何か飲もうという気持ちがなくなる。
そして快適に起きられる朝が積み重なっていく。
ちょっとずつ、ちょっとずつ健康的に生活が変化していったんです。
このようにして気づけば3週間が過ぎていました。
禁酒セラピーを読んでお酒から遠ざかってわかったこと
禁酒セラピーを読んだのをきっかけに、
なぜ自分は今までお酒を辞めようともせず、体調悪くても飲み続けたのかを自分に聞いてみました。
それはただ一つです。
『飲酒で他人に迷惑をかけたことないし、楽しかったから』です。
つまり、お酒の場が楽しかったし、失敗や嫌な思い出が無く、良いイメージばかりだったからです。
逆流性食道炎になっても半年して治れば気にしてもいない自分。
そんなわたしには『戒めが必要』だなと思ったので、1ヶ月経過の時点でツイートしておきました!↓↓
ブログや筋トレ、ライター仕事などをツイートすることで継続できるようになったからです。
他人の目を意識する効果って結構あなどれないですよ!
まとめ:禁酒セラピーを読むとお酒を飲まない自分に出会える
禁酒して2ヶ月以上経った今では、以下のような変化がありました。
朝はスッキリと起きられ、多少ですが睡眠の質も上がった気がします。
お酒が残って肌荒れすることもなく、体重は何も制限してないのに2キロ痩せました。
胃腸の調子も快適です。
お酒が残っててダッシュ後や筋トレ後に心臓がバクバクすることもありません。
お酒を飲んでぽわ~んとなって眠くなる感覚を味わえないのはちょっと寂しいけれど、
それに勝るくらいの快適な朝とパフォーマンス爆上がりの日中があります。
何しても休肝日すら設けられなかったのに、禁酒セラピー読んで連続2ヶ月以上1滴も飲んでいません。
『禁酒セラピー』試してみる価値あると思います。
このまま継続できたらまた、ブログに書きますね!
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