どうも。猫のくにから来た女です。
我が子は現在小3ですが、入学前から学習面で心配事が多く、
担任に相談したり家庭学習強化したりしながら対策して来ました。
1.2年ではあまり具体的行動ができなかったのですが、
3年生になっていろいろやってみたことがあるので、その過程と変化について
書いてみようと思います。
そもそも学習障害ってなに?
学習障害とは、
知的遅れや視聴覚の障害がなく、通学など教育を受けられる環境に居て、
宿題や復習・予習なども頑張っているのに、
「読み書き」や「計算」など特定の領域での遅れがみられる状態のことです。
文部省の定義は以下のとおり⇩
”聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する”のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態。
なにやら難しいにゃ。
こちらの内容はリタリコジュニアさんのHPより引用しました。
学習障害の種類
学習障害には以下のような種類があります。
- 読字障害(ディスレクシア)
- 書字障害(ディスグラフィア)
- 算数障害(ディスカリキュア)
それぞれを判断するのは以下のような項目に当てはまるかどうかがポイントです。
発達性ディスレクシアの読字や書字の特徴には、以下のものがあります。
- 文字を1つ1つを拾って読む逐次読みになる
- 単語や文節の途中で区切って読んでしまう
- 読んでいるところを確認するように指で押さえながら読む
- 文字間、単語間が狭いと読み間違えや読み飛ばしする
- 読めない文字は飛ばして読む
- 文末などを適当に変えて適当に読む
- 音読みしかできない、あるいは訓読みしかできない
- 拗音「ょ」促音「っ」など、特殊音節の書き間違えや抜かし
- 助詞の誤り「は」を「わ」、「を」を「お」など同じ音の書字誤り
- 形の似た文字「め・ぬ」等の書字誤り
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-004.html
素人が診断を下すには難しいので、専門医に診てもらったほうがベストでしょう。
ちなみにうちは1.2.4.6.7.9に該当していました。
学習障害ではないかと担任に相談したほうがいいの?
これに関しては、わたしの場合は相談していました。
でも”実際にこうすればいいというアドバイスが出たのは3年生の担任から”でしたので、
早めに動きたい人は学習障害診断してくれる医療機関に相談することをおすすめします。
6歳くらいから心療内科やメンタルクリニックなどで相談に乗ってくれるようです。
市役所などの自治体系に問い合わせたこともあるのですが、
「3歳児健診などで発達障害診断が出ておらず、
現在も発達障害などと診断されていない場合は個別で民間医療機関にご相談ください」
との回答でした。
普通学級に所属していると話すと、「市の方では対応しかねます」と言われました。
※:まずは各自治体の特別支援教育課にとりあえず聞いてみても良いでしょう。
担任にもよるが相談してみよう
担任に相談はして良かったと思っています。
例えば、
- テスト以外のときは、問題を読んでくれたり、補足的に説明アリ
- テスト問題にルビを振ったものを使用している
文字を読む力が弱いけれど、問題を読んであげたら解けるものが多かったため、
このようなサポートをしていただけました。
学習障害の診断はどうすれば受けられるか
担任から紹介されたのは、大きな病院の小児科でした。
学習障害かどうかの判断もできるようですが、半年ほど予約が取れない状態だったので、
近所のかかり付け医に相談し、個人で開業しているメンタルクリニックを紹介されました。
こちらはADHD治療で人気のクリニックでしたが、
学習障害の診断可能だったので現在通院しています。
紹介状に担任が挨拶文添えてくれたよ
学習障害の診断でまず行ったこと【問診】
息子が受診したメンタルクリニックでは学習障害のほか、
精神疾患の可能性を見込んだ診察をします。
A4用紙3~4枚程度の問診票が親と担任に渡され、
普段の生活や学校での様子、勉強の理解度などについての評価や心配事などを記入します。
初診ではこれらを提出し、子ども・親それぞれ個別に診察室に入り医師と面談です。
それが終わると、
「次はIQテストと読み書きテストの予約をしてくださいね」
と言われました。
料金はクリニックによって違いますが、息子が受診したところでは
IQ+読み書きあわせて5,500円でした。
IQテスト
IQテストは知能指数を知るためのテストです。
昔は学校で受けられたような気がするのですが、
(わたしは小学1~2年くらいのころ受けた記憶があります)
現在はほとんど行われず、各自治体で申し込めば無料で受けられたようです。
しかしそれだとIQ数値がわかるのみで、その後の判断は専門機関に問い合わせる必要があります。
クリニックでIQテストすると細かく分析して今後の対策を考えてくれるようです。
基準が設けられており、小中学生の平均は99-109くらいだそう。
読み書きテスト
学習障害が不安ということで、IQテストだけでなく読み書きテストも受けることになりました。
IQテスト同様内容は不明ですが、年齢に合った読み書き問題が出題されるとのこと。
「まぁまぁ、わかったよ」
と子どもは言ってますがどうなるか。結果はまたブログに書きますね。
ちなみにこの間は、担任とクリニックの院長とでメールなどで経過を報告、
やり取りしていたようです。
学習障害の疑いがある場合にできること
IQテストと読み書きテストをメンタルクリニックなどで行った場合、
単に点数を出して終了ではありません。
いきなり薬を処方されるわけでもありません。
人間の発達は、どんな人でも凸凹があるのが普通なので、
1ヶ月程度の時間をかけて細かく分析するとのことです。
うちの場合は多動などは無いものの、勉強ができないことで苦手意識の高まりや
自己肯定感の低下がみられるそうなので…
「個別指導塾」をすすめられ、現在週1で通っています。(国語算数のみ)
発達障害児向け塾もありますが、とりあえず普通塾の個別でOKとのことでした。
学習障害の子に勉強を教える親が心掛けること
ここまでわたしが体験してみて思うのは、
「少しでも不安なら専門家に相談してみること」が大切だということです。
周りのママ友や親族に相談しても
「そんなことないよ、きっと大丈夫」という回答がほとんどです。
そうなると親の立場としては「もっと家庭学習を強化しないとダメか」と
ひたすら頑張ってしまうかもしれません。
わたしはものすごい鬼の形相で勉強を教えました。
でもほとんど効果なし。辛かったです。
担任に相談し、受診をすすめられ、IQテスト・読み書きテスト、個別指導塾と行動したことで
今は少し余裕をもって子供を見守れるように変化しつつあります。
まとめ
子どもが学習障害かもしれないと思うと、不安ですよね。
しかし、今は小中学生の15人に1人がなんらかの発達障害を抱えていると言われています。
何でもかんでも病名を付ける傾向が強い世の中になってる部分もありますが、
親として心配が強かったり、本人も学校生活に苦労していそうだったりしたら、
専門機関に相談し「できること」をしてサポートすることは無駄ではないと感じます。
また、引き続きブログでレポートしていきますので、まずはここまで。
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良かったらどんぞ
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