どうも。猫のくにから来た女です。
いらないものを捨て身軽に暮らすミニマリストが人気ですが、そもそも何がいらないかわからなくないですか?
いらないものだらけになるのには、『原因』があるんです。
しかも、それらには稼いだお金が使われていますよ💰
そのままで人生終わってしまわないように原因をチェックしていくことから始めましょう!
いらないモノだらけになる原因:消耗するコミュニティに属している
わたしは長年アパレル販売の仕事に就いていました。
もっともいろいろやりたいことがある10代から20代半ばまでです。
人前に出て常に毎日おしゃれをし続けなければならないアパレルの仕事は、わたしの自尊心をくすぐり、毎日がキラキラしているように錯覚しました。
その反面、おしゃれしない人はダサいなどと、人を外見で判断するクセが身に付いており、まわりのもそんな価値観を持った人が多かったです(と思っていました)
常におしゃれでいなければならないので、洋服やアクセサリーなどで部屋はいっぱいになります。
買っても買っても新しいトレンドが容赦なくやってくるのでキリがありません。

そんな消耗するコミュニティに属していませんか?
なんのために働いてるかわからない
そんなアパレル販売の仕事場の環境は、私を散財の鬼へと成長させてくれました。
毎日朝から晩まで洋服のショップに居て、おしゃれなファッションを身にまとい、流行を追いかけるのがスタンダードな環境。
毎日違うコーディネートでなければならず、ヘアメイクも手を抜けない。
話題のお店にも行きたいし、毎日がトレンドを追いかけている状態でした。
当然、お給料だけでは足りず、人によってはナイトワークに精を出す人も多かったです。
それでも稼いだ分以上に使うので、キャッシングなどをして借金がある人もいましたね。
そんな生活にだんだん疑問がわいてきたのです。「なんのために働いてるんだろ」って。
お金には羽が生えて飛んでいき貯まるのは服ばかり
仕事にかこつけたトレンドを追いかけたおしゃれ代、仕事終わりの飲み代、定期的に開催されるパーティー代などであっという間に給料は消えていきます。
気付けばすでに着なくなってしまった洋服が山積みになっている状態。
けっこう高かったから…と捨てることもできずどんどんたまっていきます。
ある日、高校時代の友人から「一緒に旅行いかない?横浜あたりでで2~3泊しようよ。レディースプランとかでさ」というお誘いを受けたのですが…
まだ月ナカなのに、貯金ゼロ。カードの借金数十万。手持ちの現金3,000円なんて状態で泣く泣くお断り。こんな状況が3年位続いたのです。
いらないモノだらけになる原因:真実から目をそらしている!?
早くに結婚した小学校時代の友人からお誘い電話が来ました。
見栄を張る関係でもないので「お金がないからランチおごってくれるなら行く~」と告げて会うことに(笑)
久しぶりに会ったわたしに彼女は「相変わらずおしゃれで可愛いねぇ!」とほめてくれた後、
以下のような鋭いお言葉の剣をグサグサと指してきたのです。
- 洋服代かかって苦しいんでしょ
- 貯金なんて全然なくて借金だらけだったりして
- 洋服好きだったっけ?販売員なんてなんでやってるの?
もうささりまくりです。だってすべてご名答だから。
そしてとどめの一言!
「綺麗にしてるのはいいけどさ、案外周りの人、誰もあんたのこと見てないよ。ちゃんとお金貯めておかないとさ、結婚してからは子どもにお金かかるしホント大変だよ。」
誰も見てない…見てない…見てない…(心の中でリフレインしてます)
「いやいやお店に来るお客さんはわたしのファッション参考にして買ってくれるよ。売上も上がって褒められたし!」
ちょっとムキになって言ったら
「ごめん、ごめん、でも給料上げてくれたわけじゃないんでしょ?だから心配でさ」
チーン。アパレル販売員を辞める決意のきっかけになったのでした!
いらないモノだらけ!人生振り返って見直すとわかる無駄では手遅れ
販売系の仕事はたくさんありますが、おしゃれやトレンドにかかわる洋服販売の仕事に就くとお金がかかるという結論に達しました。
宝石店なんかもっと高価だからもっとかかるんじゃない?ブランドショップは?
という声も聞こえてきそうですが、おなじファッションやおしゃれ系の販売員でも「制服」があればさほど洋服代はかかりません。
それとは逆に人前に自社の洋服を宣伝も兼ねて着ていなければならない仕事だとかかります。
社販はありますが、それを突き抜けて買う人、なぜか他店舗の服も欲しくなって買う人などさまざまです。
いらないモノに埋もれていては結婚どころか彼氏すらできない
当時わたしは25歳をすぎていましたが、販売員時代は結婚相手どころか彼氏もいませんでした。
一見、リア充な生活をしていましたがプライベートに使う資金がなく、満足に遊びに出かけることもなかったのですから。
外見だけを飾り、お客さんや友人から称賛を得たい、綺麗と思われたい思いがどんどん増強されていく環境なので、なかなか気づけなかったんです。
なんか寂しいな。。。と思っても洋服の山と借金とからっぽのお財布だけしかのこってない結末でした。
友だちとも遊べない
仕事のために着飾る、洋服が好きだから買う、を繰り返していると、プライベートでの友だちと遊ぶお金もなくなります。
毎日のように職場関係者と飲みに行くのが楽しかったわけではありませんが、出かけた先で「●●(ショップ名)のお姉さん!」とお客さんから声を掛けられるのがなんとなく嬉しかったですね。
絡むのは仕事関係の人だけになっていき、だんだん学生時代の友人とは疎遠になってしまいました。

さみしいね。
まとめ
この記事は、いらないものばかりに囲まれ、お金も彼氏もできなかったのは、そのとき”身を置いていた環境の影響”もあったのではないかと気づいたことから生まれました。
人は選択を間違える生き物です。常に失敗します。
若気のイタリアーノです。
でもそれに早く気づかなければ、その世界に染まって歳とってしまいます。
猫のくにからきた女の黒歴史はまだまだ続きます。
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