どうも。猫のくにから来た女です。
幼い頃から胃が弱く、大人になってからは、慢性胃炎っぽい状態が定番でした。
食べ盛りと言われる時期でも脂ものを食べると胃もたれしたり、お酒を良く飲んだ時期には逆流性食道炎と診断されたりもして、胃には悩まされる日々。
親からは「ウチは胃弱体質の家系。胃は一晩で穴が空くよ!ストレス溜めないようにしなきゃだめ」なんて言われていました。
だけど先日、約10年ぶりに受けた胃カメラで
「ピロリ菌ですね。除菌薬飲んでください」と医師に言われたのです。
そのことについてまとめて行こうと思います。
胃カメラを飲むのは人生2度目だけど様子が違う!?
10年ほど前に、寝不足&遅くに食べてスグ横になる悪い生活習慣が原因で、
『逆流性食道炎』にかかりました。
寝たまま行える胃カメラをしたのですが、胃に7つもポリープがあったとのことで、
検査しながら取っていただきました。
そのとき、「逆流性食道炎の人は食道がんリスクが高い。3ヵ月に1度は胃カメラ受けて。」と言われたのです。
その時は逆流性食道炎の治療薬(3種類程度の薬)を半年くらい飲み、症状は落ち着きました。
お酒も控えて食事にも気を付け、いつの間にか胃カメラの再検査はスルー…。
しばらく経つとまた胃もたれや逆流、胃痛がぶり返す。
そんな状態を何度も繰り返したのです。
「なんか常に胃の調子悪すぎ。年かな」「久々に胃カメラ行くか…」
重い腰を上げることにしました。
健康診断の胃バリウム検査でD判定をくらう
じつは胃カメラを受けた理由には、健康診断の胃バリウム検査結果に『D』という初めて、あきらかに良くない判定がついてしまったことも大きかったです。
胃炎がひどい状態なので早めに『精密検査』を受けてくださいという内容でした。
しかしその後実家の父が倒れ、半年後に亡くなるなど、かなり多忙な日々が続きました。
(というのは言い訳。良くない結果が出たときはすぐ再検査しよう)
結婚で他県に引っ越し、逆流性食道炎がわかった病院での再検査がむずかしかったため、
親しいママ友に良い病院を紹介してもらい、無事検査に挑めました。
もちろん、麻酔を使って寝ている間に終わるタイプの胃カメラです。
料金は高くなりますが、ストレスなく楽なのが一番と考えています。

ちなみにママ友も胃カメラは寝てやる派。
胃カメラ検査の結果は!?2週間後…(ドキドキ)
ウトウトしてる間に無事、胃カメラ検査は終わりました。
ただ今回は途中から喉の奥に感覚があり、「結構念入りに調べられてるのかな…」という記憶が少しだけ残っています。
「気になる箇所があり、念のため生検に回します。結果は2週間後です。」
とのお返事。胃カメラ当日にポリープ取って終わりじゃなかったのでちょっと落ち込みました(笑)
逆流性食道炎のときの「食道がんリスク3倍」という先生の声がリフレインし、気の休まらない2週間となったのです。
胃の調子が良くない日が続いたため、悪い結果を予測し、覚悟を決めて結果説明へと向かいました。
『ピロリ菌でした。除菌薬を飲みましょう!』以上です
説明を聞きに行くと、
「ピロリ菌が見つかりましたので、胃の病気リスクが高まります。
1週間ピロリ菌の除菌薬を忘れずに朝晩飲んでくださいね。」
という結果でした。
えっ??食道炎は?食道が悪いんじゃないの?という疑問がグルグルしましたが、
ピロリ菌がみつかったら、まず除菌※。そこが大事だったのです。
この薬⇩3種類の薬を5錠、朝晩7日間。飲み忘れ厳禁だそうで。
→
医師からはとくに禁止事項はなかったですが、「アルコールは服薬期間中はやめておいてね」と言われました。
ちなみに胃がん原因の98%がピロリ菌と言われており、除菌に成功すれば、胃がんリスクは1/3にまで減らせるそうです。
※高齢者や体質によっては除菌薬が飲めない場合もあります
逆流性食道炎が完治している!?綺麗な食道、荒れまくりの胃
胃カメラ画像を見ながら、
「逆流性食道炎でしたよね?現在、食道はとても綺麗です。でも胃の中は真っ赤でポツポツができ(発赤)、ところどころ白い部分もある。胃炎が酷い状態です。」
「…で、この胃炎の原因は”ピロリ菌”です。」
てっきり食道炎が悪化したと思い込んでたので、意外な結果でした。
健康診断では胃バリウム検査が項目に入っており、胃カメラに変更も可能でしたが、ピロリ菌検査は自分で項目を追加(自費:別料金)しなければやってもらえませんでした。
ピロリ菌に対して知識が無かったわたしは「バリウム飲んで謎に結果が悪かったのを放置」して1年をモンモンとして過ごしたのです。
みなさん、胃の症状で気になることがあるなら是非、「ピロリ菌」チェックをしましょう!
なんならバリウムや胃カメラ飲まなくても、血液や呼気でピロリ菌検査のみでも可能ですから。
(慢性胃炎等からのピロリ菌検査は2013年より保険適用となりました。)

是非~
自然に居なくならないピロリ菌は専用薬で除菌すべし!
「このピロリ菌って自然にいなくなったり、除菌後また復活したりしないんですか?」
わたしは素朴な疑問を医師に投げかけました。
すると「ピロリ菌を除菌しないデメリットの方が大きいです。」
ピロリ菌が居続ける限り、胃炎が悪化しやすく、胃粘膜に悪さをします。。
第一次除菌で8~9割の方が除菌に成功しますが、できなかった場合でも第二次除菌まで保険でできますので早めに検査しましょう。
ちなみに中学生ぐらいからピロリ菌検査は可能なので、検査適用年齢になったらさっそく息子に感染していないか検査したいと思います。
●ピロリ菌除菌して終わりではない
第一次除菌で8割の人がピロリ菌が除菌されると言っても、残り2割の人は除菌しきれないことがあることだけでなく、除菌した胃粘膜はすぐには元通りになりません。
(つまり、ピロリ菌検査は若いうちに受け早めに胃粘膜修復するのがベスト。胃がん予防は20歳から意識しよう)
半年~1年に1回は胃カメラ検査を受けて経過を観察していく必要があります。
寝ている間に終わる検査ならば、苦にならないのでしっかり受けて行きたいです。
その不調、生まれついての胃弱ではなくピロリ菌かも
親から胃弱家系だと言われ、信じていました。
イライラして怒りっぽく、ストレスをためやすい、くよくよ気に病みやすいから、慢性胃炎が定番化していたんだという謎の思い込み。
年齢を重ね、子育てに悪戦苦闘する今では、なにやっても上手くいかない自分の人生をイージーモードにするためにこのようなブログも展開しています(笑)。
しかし、ピロリ菌の除菌薬を1週間飲み続けてわかったんです。
「身体ってホント大事。それがピロリ菌が原因ならやっつければ全然変われる!」
本当にピロリ菌がいなくなったかどうかは、約8週間後に確認のため、このブログを公開してもあと、1ヶ月ほど結果はわかりません。
でも、いつもなんとなく不快だった胃を抱えていた(ピロリ菌飼育)時期は脱したようです。
するとなぜか今までのように些細なことでイライラしなくなりました。
もしかしたら亡き両親も(イライラ・くよくよ系)ピロリ菌持ちだったのかもしれない。
※ちなみにわたしは祖母からの口移しや井戸水を小さい頃に飲んだのが原因と思われます。井戸水育ち沢の水を飲んだ幼少期の夫はピロリ菌陰性でしたが…。
まとめ
胃の調子が悪くてもピロリ陰性の人もいますが、わたしの場合はピロリ菌がしっかり鎮座しており、
それが原因で長年不調に悩まされていたことが判明しました。
胃炎は結構酷い状態になっていたので、除菌しても年に1度は胃カメラをやる必要があります。
それでも、不調だった原因が分かって薬で取り除くことができれば、いろいろなリスクを回避・軽減できるのです。
もっと早く受ければよかったな!と思っています。
胃の調子がイマイチで市販薬を手放せない…なんて人でピロリ菌検査がまだならばぜひ是非!検査をおすすめします。
長年の不調どころかイライラ、くよくよ体質まで改善できるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。

結果でたらまたレポします
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