学習障害疑いからいろいろ対策を取って子どもと親はどう変わったか

子育て

どうも。猫のくにから来た女です。

小3くらいのころ学習障害かも?と感じ、知能テストやADHD診断を含めた診断を受けに息子をメンタルクリニックに連れて行きました。その様子についてはこちらの記事をどうぞ。

すると、IQは104で正常値でしたが『読字障害疑い&計算障害疑い』という結果となり、

「あくまでも”疑い”ですが、漢字などの習得については約2年間遅れがあると思って下さい」

とドクターに言われました。

ADHDの影響で集中できていないかも、という診断からアトモキセチンを2年間飲みました。

(今は服薬も通院も辞めています。)

そこから約3年以上経過した今までの間、取組んでみたこと、辞めたこと、本人の変化と親の気持ちの変化についてもまとめて行こうと思います。

学習障害とハッキリ診断は出来ないけれど、疑いが付いていたり、なかなか学力が伸びなくて悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

学習障害疑いはADHDが原因かも!?が疑わしかった

学習障害疑いはADHDが原因かも!?が疑わしかった

ADHDメインに診ているクリニックでしたので、実際に学習障害の治療に特化しているわけではありませんでした。(そういうクリニックが大半だと思います)

それでも、ADHD薬を飲んでいた時期は勉強への集中力らしきものや字を丁寧に書こう、片付けしよう、など行動できていたように感じます。(単に反抗期でなかったこともあるかな)

クリニックの先生には「勉強は親でない第三者に教えてもらってください。」「本人が気に入らなかったら教室や先生をすぐ変えてください」と言われたので通いやすい近所の塾へ。

幸い、先生に恵まれ楽しく通えており、学年が上がるとクラスの友だちも入塾し、小学6年現在も週2回通塾しております。(学力は伸びたり下がったりです)

ADHDのお薬は2年間飲んで辞めましたが、塾で集中できてないとか話を聞いてない評価は1度も付かず、学校生活トラブルもないのでどうやら”多動的症状”はなかったようです(年齢とともに落ち着いただけかも)

忘れものや注意欠陥は徐々に改善されたり悪化したり、「そのくらい大したことないじゃん」と気にしなくなったりの変化がありました。

片付けられないのは全然治らず、担任から注意されて学期末にはゴミの山を持ち帰ることを繰り返しています。

物を失くして本気で困る思いをしないと改善されないのかもしれませんね。

家では集中できないしそもそもやる気が全くない息子…甘え?ふざけ?

小1から宿題や家庭学習などは自分から「やろう!」と自分から動く習慣がありました。

なぜか完全にルーティン化することには成功したようです。

しかし、いざノートや問題を目にすると大好きな絵を描き始めてしまいます。

机の上をかたづけて何もない状態にしても鉛筆と紙は使いますから、難しいですよね。

とにかく授業中もずっと絵を描いているらしく、まったく先生の話なんて聞いていなかったようです。

それを「止めて」と注意すると、ふてくされる・怒るの繰り返しでちっとも家庭学習が進みません。

正直思春期の反抗期はかなり手ごわいです。

それでも英単語の練習は一人でやるようになるなど、ゆっくり良くなっている部分もありますね。

とりあえず習慣化してて偉い!と言い聞かせ、「一人で勉強するから来なくていいよ」と言われるまではこんな感じでやって行こうと思います。

父親は学校から返されたテストのフォローをしてくれるのですが、そのときはふざけや反抗はしていません。

徐々にわたしが子どもの勉強を見るの時間を減らすのがベストだとも感じています。

たぶん母親を舐め始める年代に突入したのでしょうね(泣)

とりあえず一緒に勉強するのをやめたら良い方向に進んだ

息子本人から「一人で勉強するからいいよ」

の言葉は出ませんでしたが、父親から「中学生になったら一人で勉強したらいいよ」

と言われ、そうするように約束したようで…。

多少、やるべきテキストのページを確認してきたり、どうしてもわからなかったことの質問などはあるものの一緒に付きっきりで喧嘩しながら勉強するという習慣はなくなりました。

これが実際の成績につながるかとか、一人で本当に大丈夫だろうかとかはまだ結果が出ていない(テストの返却など)のでなんとも言えませんが…

とりあえず一人で学習するようにしてからわたしのストレスが激減しました!

最初はモヤモヤして「ほんとに勉強してるのかしら」という疑いや「わからないことだらけなんだからもっと補足しないと無理なのにどうなるんだろう」という心配で心が苦しくなりました。

でもそれも慣れる。

ストレスフリーな方が全然良いし、ひたすら信じて放っておく、その時間でわたしは自分のやりたいことをやる。

に変えました。わたしが「一人で勉強してほしい」とお願いしたときは全然実現できなかったので、ウチの場合は父親との約束に切り替えたのが良かったと思います。

しばらく心に波風が立ちましたが、この記事に救われました。

自己受容、できてなかったなと。それに気付けただけでも一歩前進です。

 

忘れものやなくしものは減って来た。整理整頓は難しい

忘れものやなくしものは減って来た。整理整頓は難しい

小4くらいまでは忘れ物やなくしものが酷く、体操着やノート類、文房具は2セット以上準備し、

傘に至っては8本くらい常備して回していました。

それでも友だちに恵まれて不安なく学校生活ができるし、性格的に臨機応変に対応できるのでこちたも叱る頻度が減ったのがメリットだと感じます。

叱り過ぎると自己肯定感下がりまくり、元気がなくなるだけでなく、メンタル面が悪化など良いことありません。。。叱っちゃうけど。

5~6年生になるとグチャグチャではあるものの、なんとか持ち帰ったり、次の日やそれ以降必要なものについても確認できる日も増えたりと改善できてよかったです。

ただし整理整頓については致命的。

ノートも綺麗に書くことは難しいようで、まだまだ課題は山積みです。

これは本人が整理整頓を重視していないことと、ノートを綺麗に書きたい!と思ってないので仕方ないですね。

でも不思議と整理整頓や片付けが得意なわたしに比べて、物を失くすことはむしろ少なかったりします。

これは父親がそういうタイプなので遺伝性が高いのかな(笑)

自分だけは物のありかがわかっている的な。

IQテストの分析はかなり信ぴょう性があると感じた。伸びるとこは伸びる

読字障害疑いがあり、漢字が苦手なのは引き続き同じではありますが、年齢が増えるにつれ、くりかえし見る漢字は読めるようになったり(youtubeのテロップなど)の変化がありました。

でもそういう『本質的苦手』というのはなかなか一筋縄ではいかない、変化しにくいと感じます。

それでも漢字テストの前に勉強すればわずかながらも点数が取れる(45~80点)、(やらないと0~10点…)ので、飽きない程度にコツコツ繰り返すのが吉でしょう。

そんな国語系のIQテスト(ウイスク)の中でなぜか突出してよかったのが読書的な才能?みたいなやつ。

メンタルクリニックの先生にも「読書が好きなの?文章から読み取る力がとても高いという結果がでてますよ」と言われたことを思い出しました。

※本人は活字に苦手意識が強く、本はおろかネットのテキスト、プリント等を読むのを嫌がります。今はテスト問題はなんとか読むようになったレベル。

なのに6年生でやった、ある程度の長さの文章(3~4段落の)を読んで質問に答えるテストの点数が飛びぬけて良くなっていてビックリしました。

もちろん回答はほぼひらがなだし、文字も読みづらいのはあまり変わってませんが(笑)

子どもの特性を知りたいという親御さんはIQテストを受けさせてみることをおすすめします。

学習障害に特化した方法を取るなら早いほうが良さげ

学習障害に特化した方法を取るなら早いほうが良さげ

なかなか学習障害に特化したクリニックには出会えないというのが正直な感想です。

ある大学でそのような研究がされているから、問い合わせてみては?などふわっとした情報をいただける程度で、口添えをして紹介してくれるというわけでもなかったです。

漢字を覚えやすいアプリを導入してみたり、教材をネットで購入してみたりもしましたが、本人が覚えたい、繰り返し練習せにゃ!と思わないかぎり押し付けになるだけで引き出しの肥やしになっているのが現状です。

ならばせめて…と、学校から戻って来たテストをちょこちょこ(ほんと少しづつ)やっていくくらいはあきらめずに続けています。

どこかの研究室であろうとネットの教材であろうとベストを尽くしたい!というのであれば親のいうことを素直に聞きやすい低学年のうちがいいのかな?という感想です。

電話して問い合わせたり、調べていろいろ試したりして変化することはあると思います。

また、学校はこのような状態を伝えておくとフォローしてくれる傾向にあります(時代かな)

読み書きが苦手であればルビ付き答案にしてくれるなど。

四月からは中学生になりますが、情報として学習に不安があることをあらかじめ伝えておいてます。

他人とのかかわりでいろいろ急成長している気がする

他人とのかかわりでいろいろ急成長している気がする

かわいい野良猫と子猫のグループ

学習障害疑いやその傾向がある息子ですが、小学生から中学生になり環境がガラリと変わります。

同時に新しい友達も増えたり、部活に入ったり、帰宅部だったりいろいろな選択肢の中で揉まれていくことでしょう。

勉強嫌だ、学校嫌だとぼやきつつも通っていくうちにいつのまにかものすごく成長しているのだなぁ!と感じています。

他人とのかかわり、外に出ること、身体を動かすことなど外的要因は家庭での教育にはまったくかないません。

とくにウチのように一人っ子だと親との関係が密になりがちなので、いい感じに距離を保っていくように工夫しないとマズい気もしますし。

私自身はそろそろ自分の仕事や家事、健康や趣味、友人とのお付き合いなどを『自分の人生として楽しんでいく』ようにシフトしたいです。

子供はいずれ離れていくものだし、あれこれ気に病んでもキリがありませんものね。

最後までお読み下さり、ありがとうございます。

子供に構いすぎんなよ!

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